Microsoft Cognitive Services を試してみる(3)
Visual Studio でアプリを作成していきます。
試した環境は、以下です。
- OS: Windows 10 Enterprise バージョン1607, OSビルド 14393.187
- Visual Studio Community 2015 Version 14.0.25431.01 Update3
手順
2.Visual Studio でアプリ作成その1
2-1. Visual Studio 起動。"ファイル" -> "新規作成" -> "プロジェクト" クリック。"テンプレート" -> "Visual C#" -> "Cross-Platform" から "Blank Xaml App (Xamarin.Forms Portable)" を選択。名前は、ここでは、"FaceEmotionApp1" としました。"OK" クリック。
2-2. NuGetパッケージのインストール。(Visual Studio での開発は、このNuGetパッケージ(開発に必要となるソフトウエアやライブラリ)をインストールすることによって、開発環境を整えていく。)今回は、以下の4つのNuGetパッケージをインストールしました。
- Microsoft.ProjectOxford.Face (バージョン1.1.0)
- Microsoft.ProjectOxford.Emotion(バージョン1.0.310)
- Xam.Plugin.Connectivity(バージョン2.2.12)
- Xam.Plugin.Media(バージョン2.3.0)
注1)NuGetパッケージのバージョンは、必ずしも最新版で動くとは限りませんでした。
注2)FaceとEmotionは、PCLプロジェクトにインストール、ConnectivityとMediaは、全プロジェクトにインストールしました。
NuGetパッケージのインストール方法
ソリューションエクスプローラーで、"ソリューション 'FaceEmotionApp1' (6プロジェクト)" を右クリック、"ソリューションのNuGetパッケージの管理" クリック
それぞれのNuGetパッケージを検索し、インストールします。NuGetパッケージのバージョンとインストール先を注意。PCLプロジェクトは、"FaceEmotionApp1"のみ選択。全プロジェクトは、すべてのプロジェクトをチェックしてインストール。
2-3. アプリのUIを作成。ソリューションエクスプローラーの "FaceEmotionApp1(移植可能)" の下の "MainPage.xaml" ファイルを編集します。(Xamarin (C#) の開発では、UIは、XAMLで定義します。)
以下のコードを記述します。「カメラで撮影」ボタン、「ファイルから選ぶ」ボタン、イメージ(写真)を表示するエリア、Emotion, Face APIで取得した数値を表示するラベル(性別、年齢、エモーション、スマイル、メガネ、あごひげ、口ひげ)を定義しています。
2-4. Emotion, Face API の結果を格納するクラス "FaceEmotionDetection" を作成します。ソリューションエクスプローラーの "FaceEmotionApp1(移植可能)" を右クリック、"追加" -> "クラス" クリック
"クラス"を選択、名前を"FaceEmotionDetection.cs" として、"追加"クリック。
以下のコードを記述して、保存してください。
次回は、Visual Studio でのアプリ作成その2を紹介します。